Gitスタッシュでステージングされていないファイルを対象にする方法

ここでは、Gitスタッシュでステージングされていないファイルを対象にする方法を記載してます。

参考まで。

Gitのスタッシュ (git stash) は、デフォルトでは ステージングされていないファイル（変更済みのファイル） と 追跡されていないファイル（新しいファイル） を対象外とします。

ステージングされていないファイルをスタッシュする方法

ステージングしていないファイルを対象にするコマンド

以下のコマンドを使用します。

git stash -u

オプションの説明

-u（または --include-untracked）
追跡されていないファイルも含めてスタッシュします。

注意点

もしステージング済みのファイルやコミット対象外のファイルも含めたい場合には、
さらに細かい操作（git stash push をオプション付きで使用）が必要になる場合があります。
スタッシュした内容を確認するには：git stash list

スタッシュしたものを戻すには？

Gitでスタッシュした内容を戻すには、以下のコマンドを使用します。

1. スタッシュ内容を適用して保持する場合

スタッシュ内容を作業ディレクトリに適用し、スタッシュは保持しておきたい場合は以下のコマンドを実行します。

git stash apply

これにより、スタッシュした変更が作業ツリーに適用されますが、スタッシュは削除されません。
適用後も同じスタッシュを再利用したい場合に便利です。

2. スタッシュ内容を適用して削除する場合

スタッシュ内容を適用し、同時にスタッシュを削除したい場合は以下のコマンドを実行します。

git stash pop

このコマンドは apply と drop を一度に実行するものです。
変更を適用した後に、スタッシュリストから削除されます。

3. 特定のスタッシュを戻す場合

スタッシュリストに複数のエントリがある場合、適用したい特定のスタッシュを指定することができます。

スタッシュリストを確認

git stash list

特定のスタッシュを適用

git stash apply stash@{n}

stash@{n} は、n がスタッシュの番号です。
pop を使いたい場合も同様に、次のように実行できます。

git stash pop stash@{n}

4. スタッシュの内容を確認する場合

スタッシュの詳細を確認するには、次のコマンドを実行します。

git stash show -p stash@{n}

-p を付けることで、差分を表示します。

注意点

apply した場合、スタッシュが残るため、手動で削除する必要があります（不要になった場合）。

git stash drop stash@{n}

pop はスタッシュを削除するので、内容を戻す前に問題がないか確認しておくと安心です。

以上、Gitスタッシュでステージングされていないファイルを対象にする方法になります。