自宅のネットワークを構築して快適に仕事をする「ネットワークエンジニアが設計してみた」

自宅のネットワークを構築しよう!

2020年は新型コロナの影響で在宅ワーク者がだいぶ増えたと思います。

そこでいまさらですが、ネットワークエンジニアとしての経験を元に自宅のネットワークを設計してみました。

目次

自宅ネットワークの全体構成

ネットワーク構成は以下の通りです。

構成を複雑にするとメンテナンスが大変だったり、電気代が増えたり、火事のリスクが増えたりと不安要素が発生するのでとてもシンプルにしました。

自宅ネットワーク概要図

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(契約完了から最短で3日間で設置)

モバレコAirの3つの魅力

  1. データ容量無制限
  2. Wi-Fi市場最安級の限定月額
  3. 光回線と比較してもお得

僕個人的な目線になりますが、注目するところは「工事不要」の部分ですね。
正直、すぐにインターネットを使いたいときに申込みから利用開始まで何週間も待ってる時間が耐えられないです。

モバレコAirでさくっとインターネット環境を用意しましょう。
(いまなら17,000円のキャシュバックが付いてるようです。)

モバレコair

IPアドレス設計

基本はクラスCのプライベートアドレスでOK(192.168.0.0/24等)

ただし、VPNなどで会社のネットワーク環境に接続する場合は注意が必要です。

VPN接続時にインターネットに接続できなくなった場合の原因と対処方法

接続端末台数

ネットワーク接続できる端末台数は最大で254台です。(IPアドレスの右側が/24の場合)

余裕ですよね?

DHCPサービス

IPアドレスはルーターのDHCPサービスで自動配布が理想です。

かんたんに言うと、パソコンやスマートフォンなどでいちいちIPアドレスを設定しないということです。

IPアドレスを固定で設定するのは、管理の手間が増えるのであまりおすすめしません。

セキュリティ対策

自宅ネットワークのセキュリティ対策としては次のとおりです。

  • 基本的に外部からのアクセスはさせない
  • パソコンやスマートフォンにはアンチウィルスソフトをインストールする

これだけです。あとは怪しいサイトにアクセスしないことですね。

必要なネットワーク機器

ルーター兼Wi-Fi(無線AP)でおすすめはこちら。

TP-Link AC2600(実際に僕が使用している製品です。体験談あり)

ネットワーク速度

今どきのネットワーク回線では、回線速度が数百Mbpsは出て当たり前ですね。

回線速度が遅いのには原因がありますので、もし回線速度が遅く感じたら現在契約している業者やサービスの種類を見直してください。

下り登り共に10Mbps未満であれば遅いです。

→回線速度チェックツールで自宅の速度を計測する

ちなみに集合住宅(マンションやアパート)の場合は、利用者が共同で回線を使用するため遅くなりがちです。

ネットワーク共有設定

ネットワーク共有は自宅でも不具合発生のリスクやセキュリティ上、設定しないほうが良いですね。

ネットワーク共有設定って何?という方向けに簡単に説明すると以下のとおりです。

[waku]自分のパソコンから、プリンタの共有が有効になっている他のパソコンを経由してプリンタを利用できる機能[/waku]

プリンタの共有を例にしてますが、ファイルサーバー等他にも共有可能なものがあります。

ネットワーク監視(死活監視)

監視はしなくても良いと思いますが、どうしても機器の死活監視をしたい場合はツールを使って監視ができます。

無料で使える死活監視ソフトは「PRTG」がよいかもです。
※僕は使用していません

https://www.products.jtc-i.co.jp/prtg-ping

(監視対象例)スマートスピーカー、スマートロック、監視カメラ、各種家電など

自宅ネットワークの活用例

仕事や趣味程度であれば無線APを1つ設置するだけで十分ですが、もっと活用したいという方は、監視カメラやスマートロック、様々なIoT家電(テレビ、エアコン、冷蔵庫、照明機器など)を導入するのもありです。

自宅ネットワークの障害対策

ネットワーク冗長化の必要性

冗長化は不要。でも余裕があれば、機器故障時の代替機は用意しておいたほうが無難です。

インターネット接続できない場合

インターネットサービスの終端装置(ONU等)からインターネット側での障害はどうしようもないですが、まれにDNSサーバー(名前解決)の不具合が起きる時があります。

その対策としてセカンダリDNSサーバーをGoogleが提供しているDNSサーバー「8.8.8.8」に設定することをおすすめします。

おまけ:ネットワークやサーバー構築の勉強方法

ネットワークに興味を持って勉強してみたくなった方は、実際にネットワークを構築してみるのが近道です。(Linuxも一緒に構築すると1石2鳥)

実機を用意するのが理想

中古のネットワーク機器を手に入れたり、シミュレーションソフトを利用したりすれば勉強可能です。

いわゆるインフラ系エンジニアを目指せます。

まったくのIT初心者でインフラエンジニア職を目指したいならスクールを利用するのが最短です。

ちなみに将来的にWEBやスマホ等のプログラマーを目指す方も、最初にネットワークのスキルを身に着けておくことで通信系の開発が有利になります。

 

以上が自宅ネットワークの設計例になります。

 

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