今回はサーバーとドメインについて、WEBサイトを制作する仕事に携わる上で、最低限知っておいてほしいことをお伝えします。
大前提
まずパソコンやスマホがWEBサーバーに接続するには、IPアドレスというものが必要になります。
(IPアドレスってこんなやつ→35.155.0.22)
そのためインターネット上のWEBサーバーには、何かしらのIPアドレスが割り当てられてます。
そしてパソコンやスマホのWEBブラウザは、このIPアドレスに向かってアクセスしていくことになります。
(見えない部分でですが)
つまりIPアドレスがあればWEBサーバーにアクセスしてWEBサイトを表示させることが可能なんですね。
ですが、WEBサイトを閲覧するたびにIPアドレスを調べたり、入力したりするのは大変ですよね?
そこで役立つのがドメインになります。
ドメインについて
ドメインは身近な例で例えると「住所」のようなもので、IPアドレスは緯度経度の座標値のみたいなものです。
荷物を届ける際に、配達業者さんに「届け先は120979,12739817239です。」と言ってもイマイチ伝わらないですよね?
それよりは「届け先は東京都国分寺市本町1-2-3です。」と伝えたほうが伝わりやすいと思います。
WEBサーバーとドメインを紐付ける理由
WEBサーバーにアクセスするにはIPアドレスがあれば可能と既にお伝えしました。
しかし、多くのWEBサーバーは、まるでマンションのようにサーバー内にたくさんのWEBサイトを包括していることが多いです。
そのため、PCやスマホからIPアドレスでアクセスが来たとしても、どのWEBサイトのデータを渡せばよいのか判断ができません。
そこで必要になるのがドメインとWEBサーバーの紐付けです。
test.comの場合はtest.comフォルダ内のhtmlファイルを返す、
sample.netの場合はsample.netフォルダ内のhtmlファイルを返す、
このような動作をとるようにするためWEBサーバーにドメインを登録する必要があるのです。
ドメインにはネームサーバー(DNSサーバー)を登録する必要がある
ネームサーバーとはかんたんに言うと、ドメイン名とIPアドレスの紐付けを管理しているサーバーのことです。
ネームサーバーはDNSサーバーと呼ばれることもあります。
PCからtest.comにアクセスする際に、ネットワーク上の目に見えないところで「test.comのIPアドレスって何?」とネームサーバーに問い合わせる動作をします。
そのときにネームサーバーが必要になります。
まとめ
以上が知っておいてほしいサーバーとドメインの基礎知識になります。
ポイントをまとめると次の通り。
- WEBサーバーにアクセスするときはIPアドレスが利用される
- IPアドレスはドメイン名と紐付けされる(WEBサーバーとネームサーバー両方で)
- WEBサイトを閲覧するときはIPアドレスに紐付いているドメイン名でアクセスできる
ざっくりで良いので存在や役割を覚えておきましょう。