【ステップ7「サーバー・ドメインの基礎」】HTMLマスター講座

今回はサーバーとドメインについて、WEBサイトを制作する仕事に携わる上で、最低限知っておいてほしいことをお伝えします。

大前提

まずパソコンやスマホがWEBサーバーに接続するには、IPアドレスというものが必要になります。
(IPアドレスってこんなやつ→35.155.0.22)

そのためインターネット上のWEBサーバーには、何かしらのIPアドレスが割り当てられてます。

そしてパソコンやスマホのWEBブラウザは、このIPアドレスに向かってアクセスしていくことになります。
(見えない部分でですが)

IPアドレスとドメイン名について

つまりIPアドレスがあればWEBサーバーにアクセスしてWEBサイトを表示させることが可能なんですね。

ですが、WEBサイトを閲覧するたびにIPアドレスを調べたり、入力したりするのは大変ですよね?

そこで役立つのがドメインになります。

ドメインについて

ドメインは身近な例で例えると「住所」のようなもので、IPアドレスは緯度経度の座標値のみたいなものです。

荷物を届ける際に、配達業者さんに「届け先は120979,12739817239です。」と言ってもイマイチ伝わらないですよね?

それよりは「届け先は東京都国分寺市本町1-2-3です。」と伝えたほうが伝わりやすいと思います。

IPとドメイン名は緯度経度と住所と同じ。

WEBサーバーとドメインを紐付ける理由

WEBサーバーにアクセスするにはIPアドレスがあれば可能と既にお伝えしました。

しかし、多くのWEBサーバーは、まるでマンションのようにサーバー内にたくさんのWEBサイトを包括していることが多いです。

WEBサーバーは、まるでマンションのようにサーバー内にたくさんのWEBサイトを包括している

そのため、PCやスマホからIPアドレスでアクセスが来たとしても、どのWEBサイトのデータを渡せばよいのか判断ができません。

そこで必要になるのがドメインとWEBサーバーの紐付けです。

test.comの場合はtest.comフォルダ内のhtmlファイルを返す、
sample.netの場合はsample.netフォルダ内のhtmlファイルを返す、
このような動作をとるようにするためWEBサーバーにドメインを登録する必要があるのです。

ドメインにはネームサーバー(DNSサーバー)を登録する必要がある

ネームサーバーとはかんたんに言うと、ドメイン名とIPアドレスの紐付けを管理しているサーバーのことです。

ネームサーバーはDNSサーバーと呼ばれることもあります。

PCからtest.comにアクセスする際に、ネットワーク上の目に見えないところで「test.comのIPアドレスって何?」とネームサーバーに問い合わせる動作をします。

そのときにネームサーバーが必要になります。

ネームサーバーへの問い合わせ例

まとめ

以上が知っておいてほしいサーバーとドメインの基礎知識になります。

ポイントをまとめると次の通り。

  • WEBサーバーにアクセスするときはIPアドレスが利用される
  • IPアドレスはドメイン名と紐付けされる(WEBサーバーとネームサーバー両方で)
  • WEBサイトを閲覧するときはIPアドレスに紐付いているドメイン名でアクセスできる

ざっくりで良いので存在や役割を覚えておきましょう。