WindowsServer2008R2からWindowsServer2019にドメインコントローラを安全に移行する方法

2008R2から2019にドメインコントローラを移行する方法
サーバーの機器リプレースでドメコンを移行しないといけない。。。
2008サーバーから2019サーバーにってドメコンを移行できるのかな?

今回、とあるサーバーリプレース案件でWindowsServer2008R2からWindowsServer2019にドメインコントローラを移行する作業が発生しました。

はじめは不安がありましたが、結果として無事にドメコンを移行できました

そのためせっかくなので、今回のドメインコントローラ移行作業の流れをこのブログ記事にまとめました。

目次

前提条件

今回、下記の前提条件があります。

サーバー入れ替え後もホスト名は既存サーバーと同様にする

サーバー入れ替え後もIPアドレスは既存サーバーと同様にする

サーバー構成、及び環境について

今回の作業環境は次のとおりです。

DC移行環境

 

ドメインコントローラの移行手順

手順はざっくり説明します。具体的な手順などについてはMicrosoft社の公式サイトで確認してください。

  1. FSMOをサーバーAからサーバーBに移行する
  2. サーバーAをドメコンからメンバーサーバーに降格させる
  3. サーバーAをドメインから外す(ワークグループにする)
  4. サーバーAのホスト名とIPアドレスを変更する(ネットワークから外してもOK)
  5. サーバーCのホスト名とIPアドレスをサーバーAが使用していたものに変更する
  6. サーバーCをドメインに参加させる
  7. サーバーCをドメコンに昇格させる
  8. サーバーBからサーバーCへFSMOを移行する
  9. サーバーBをドメコンから降格させる
  10. サーバーBをドメインから外す(ワークグループにする)
  11. サーバーBのホスト名とIPアドレスを変更する(ネットワークから外してもOK)
  12. サーバーDのホスト名とIPアドレスをサーバーBが使用していたものに変更する
  13. サーバーDをドメインに参加させる
  14. サーバーDをドメコンに昇格させる

補足(ファイルサーバー機能も移行する場合)

リプレース対象のWindowsServer(ドメコン)でファイルサーバー機能も利用している場合もあるかもしれません。

というか、実は今回の環境ではファイルサーバーも稼働していました。

なので、ドメコンを移行する前にrobocopyコマンドを利用して、ファイルデータも事前にWindows2008サーバーからWindows2019サーバーにコピーしておきました。

robocopyコマンドではアクセス権限なども一緒にコピーできるのでとても便利です。

※まれにコピーエラーが発生することがあるので、結果ログの確認は必ずやったほうが良いです。

 

以上、WindowsServer2008R2からWindowsServer2019へのドメインコントローラ&ファイルサーバーの移行手順になります。

 

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