このページでは中小企業の社内IT管理者向けに、自社内でのネットワークやPCなどの管理方法についてご紹介したいと思います。
また管理用のエクセルテンプレートも作ったので、使ってみたい方は以下からダウンロードできます。
→IPアドレス管理表と端末管理表をダウンロードする(xlsxファイル)
ちなみに僕自身は、現在WEB制作関連の仕事がメインですが、過去に14年ほどネットワークの設計、構築、運用の仕事に携わってきました。
社内SE(兼業)歴は7年ほどですね。
社内SEはもちろん、メガバンクや官公庁のネットワーク案件まで幅広く経験がありますので、あなたのお役に立てることがあるかと思いこの記事を書きました。
作業の流れ
それではまず、社内ネットワークの管理についてですが、次の流れで準備を進めていきます。
- 管理するネットワークの状況を確認する
- 管理対象の機器を全て洗い出す
- エクセルで管理用のシートを作る
管理対象のネットワークを把握
まずは、現状のネットワーク環境を確認します。
これから新規でネットワークを構築する機会はあまりないかもしれませんが、もし新規で構築する場合はネットワークの仕様を決めます。
確認する内容は次のとおりです。
- ネットワークの数
- ネットワークアドレス
ネットワークアドレスはサブネットマスクとデフォルトゲートウェイまで確認します。
管理対象の端末を把握
次にネットワークに接続されるパソコンやプリンタなどの端末を全て洗い出します。
洗い出す項目は、次のとおりです。
- 端末識別名(わかりやすい名称)
- IPアドレス
- サブネットマスク
- デフォルトゲートウェイ
- DNSサーバー
- MACアドレス(物理アドレス)
- ホスト名(コンピュータ名)
- その他
上記の2〜7情報をかんたんに確認する方法ですが、Windowsの場合はコマンドプロンプトで「ipconfig /all」と入力すれば表示されます。
Macの場合は2〜6は「システム環境設定」→「ネットワーク」→「詳細」で、7のホスト名は「システム環境設定」→「共有」から確認できます。
8のその他に関しては、任意ですが「利用者」、「設置場所」、「アカウント情報」、「利用開始日」などを把握しておくと後々便利です。
最後にネットワーク上の端末を洗い出したら最後にエクセルなどの管理用シートに情報をまとめます。
シートの種類は次の2つがあると便利ですね。
- IPアドレス管理表
- 端末管理表
あとは、日々の運用の中でIPアドレス管理表と端末管理表を更新していけばOKです。
企業によっては今回紹介した管理対象以外にも、セキュリティ対策ソフトやOfficeなどのソフトウェア管理シートやライセンス管理シートなども作って運用する必要があるかもしれません。
以上、社内のネットワークと端末の管理方法になります。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました!
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