ランディングページ(LP)にはルールがある
ランディングページを作りたいけど、どうやって作ったらいいのかわからない…
そんなあなたへ、ランディングページ作りで失敗しないためのルールをお伝えします。
見出しを作る
ランディングページには必ずと言ってよいほど必要なコンテンツが存在します。
それは、「見出し」です。
見出しとはランディングページを画面に表示したときに、一番最初に映る部分のコンテンツになります。
この見出しの役割は、ランディングページにアクセスしてきた訪問者を、さらにページ内に読み進めてもらうための引き込み役です。
その見出し部分を作るにあたり次のようなルールがあります。
ターゲットを絞ったメッセージにすること
見出し部分の内容は、あなたがターゲットとしている人に的を絞ったものにすることです。
訪問者にとってまったく関係のないものを見せてしまってはすぐに離脱されます。
「んっ?」と興味を引き付けるメッセージを表示させてください。
問いかけを入れ未来をイメージさせること
見出しの内容に「問いかけ」文を表示します。問いかけ文とは、
「もし、あなたが○○になったらどんな風に人生が変わるでしょうか?」
「もし、今日あなたの毎晩眠れないほどの悩みが解消したらどんな気分ですか?」
などになります。
訪問者に問いかけることで、将来手に入るかもしれないすばらしい状態をイメージさせることが出来ます。
将来のイメージを想像することにより、ワクワクしさらに先に読み進めてもらえるようになります。
専門用語は使わずにわかりやすい言葉を使うこと
見出し部分に限らずですが、訪問者(一般人)にとってわかりやすい言葉を使用するようにしましょう。
専門用語だけでは伝わるものも伝わらず、訪問者は苦痛を感じてランディングページから離脱してしまう恐れがあります。
小学生や中学生にでもわかるような言葉でメッセージを表示することが大切です。
会話らしい文章を使うこと
見出し部分で表示するメッセージは、普段の会話で口にするような文章を心がけましょう。
人は感情で行動する生き物なので、その感情に刺激を与えられるためにも会話口調のようなメッセージが理想です。
教科書の文章のようなメッセージでは感情が入りづらく、また伝わりづらくなるため、普段の会話で口にするような文章にすることが大切です。
読みやすいよりも見やすいがいい
見出し部分に限ったことではありませんが、文章だらけの内容よりも画像やバナーなどで見やすく工夫することが大切です。
文章だらけでは、訪問者が途中で力尽きてしまうかもしれません(^^;
文字列の強調(太文字、ボールド)
特に伝えたいものは、太文字で表示しましょう。太文字部分を拾い読みするだけで、あなたの伝えたいことの要点が伝わればそれでOKです。
箇条書き
いくつかまとまった情報を伝えたいときは、箇条書きで表示しましょう。
箇条書きの部分は後から見返すときも見やすくなります。ただし、箇条書きの多用は逆に見返すときに見づらくなってしまうので注意が必要です。
結論から伝える
ランディングページの流れとしては、結論から始まり、その理由を説明していくといった流れにすることで、訪問者をページ内に引き込むことができます。
ここでいう結論とは、「あなたのその悩みは解決できて、将来あなたは○○になれますよ!」っていう内容です。
ランディングページ(LP)の設計書
ランディングページ(LP)の理想の構成とは?
私はランディングページを作る時どんな構成にしたらいいのか正直いつも迷います(^^;)
そんなとき私は、いつも「あるもの」を使って構成を作っています。
その「あるもの」とは、訪問者(見込み客)が悩みや問題に気づき、解決し、本当に欲しい結果を手に入れるまでの物語です。
この物語を作る流れは下記のとおりです。
ターゲットの悩みや問題とは何か?
ターゲットとなる訪問者(見込み客)はどのような悩みや問題を抱えているのか?を考えたり調べます。自分がもし見込み客と同じ立場だったらどんなことを考えているのか?どんな気持ちなんだろうか?を考えます。
また見込み客の悩みや問題を調べる方法としては、Yahoo知恵袋や本屋さんなどで調べることもあります。他には同業者(ライバル)のWebサイトやランディングページを見て、実際にどのような状態の人に向けてコンテンツを作っているのかも確認します。
その悩みが解決されていない理由とは?
次に、見込み客が悩みや問題を抱えたり、もしくは解決できずにいる理由を考えます。ここで考えた理由をもとに訪問者に対して寄り添うことができます。
「手放しの法則って理屈はわかるけど、実際手放そうとするとなかなか手放せないよね~」
「行動しないと何も変わらないっていうのはわかるんだけと、実際に何から始めればいいのかがわかりませんよね…」
のような感じで訪問者に寄り添い、そしてその悩みを認めてあげることで訪問者は
「そうなんだよ。それでこまってるんだよ。」
となり、
「このページにはもしかすると解決方法があるかもしれない」
「あれっ、私の悩みに詳しいのかな?」
と感じてくれて次に読み進めもらえるようになります。
逆に寄り添いもせず商品やサービスの宣伝をいきなりしてしまうと、そもそも訪問者は商品やサービス自体に興味がないことが多いため、ランディングページを去って行ってしまう可能性が高くなります。
なので、このように訪問者に寄り添ってメッセージを伝えることが大切なんです。
ここでさらに、「質問」を投げかけます。
質問とは、「あなたのその悩みもしくは問題が解決したらどんな気持ちですか?」などのワクワクする将来をイメージさせてあげることです。訪問者がワクワクしたらいよいよあなたの商品やサービスを提案するタイミングです!
それを解決する方法とは?
そしていよいよ、訪問者の悩みを解決するための方法を提案します。もうズバリであなたの商品やサービスを紹介しましょう!
ちなみに、訪問者の悩みや問題を解決できる理由や証拠をきちんと説明することが大切です。
ターゲットはまず何をすればよいのか?
そして最後に訪問者の後押しをしてください。つまり「商品をカゴに入れる」や「メルマガに登録する」などの行動を促すメッセージを伝えます。
行動を促すメッセージは目立つように表示してください。
よく、小さなボタンで「登録」とか、キレイに見せるためにまわりのデザインに溶け込んだボタンで行動を促しているWebサイトやランディングページがありますが、それでは訪問者は行動してくれません。ランディングページはキレイなデザインよりも成果が出るデザインの方がめちゃくちゃ大事です。そうですよね?
想像以上の成果がでる文章の書き方とは?
あなたも含めてだれもが既に知っていることですが、ランディングページで成果を出すためには文章の書き方も大切なんです。
その文章の書き方のポイントを下記に挙げます。
感情を込める
感情を込めた文章にすること。感情を込めた文章とは、前にも挙げた通り教科書に載っているような文章ではなく、会話口調の文章にすることです。
そして、相手の感情を揺さぶるようなメッセージを伝えます。例えば、
「あなたの本当にやりたいことってなんですか?」
「いつまであなたは上司に命令ばかりされてるんですか?」
「いつまで嫌いな同僚のために仕事を頑張るんですか?」
「いつになったら目標を達成するんですか?」
「その先延ばし、気づいたころには定年ですよ」
「そろそろ家族のために転職しろよ!」
みたいなメッセージです。なにか響いた言葉はありましたか?
人は感情が動くと一気に行動力が上がります。見込み客のためにも感情に伝わるメッセージを使うことをおすすめします♪注意点としては、過激な言葉を使用しすぎて炎上しないようにしてくださいね(^^;)
信頼性を高める(お客様の声や推薦メッセージ)
どんなに良い提案をしたとしても、見込み客の中には疑り深い方が大勢います。そんな方のために「お客様からいただいたメッセージ」や「ある程度実績のある方からの推薦のメッセージ」をランディングページに記載する方法もあります。
特にネットショップの場合は、他のお客様はどんな結果を得られたんだろう?どんな評価をしてるんだろう?と気になるものです。
ぜひ、信頼性を上げるためにもお客様の声や推薦メッセージを掲載しましょう!
特典を付ける
成果を大きく左右するもの。それは「特典」です。
商品やサービスを購入するとき、それら以外にも魅力的な特典やプレゼントが付いているとより成約率が高くなる傾向があります。
さらに「今だけ」、「ここだけ」、「あなただけ」など限定性を付け加えられれば、もっと訪問者の反応が高まります。
ぜひ、あなた独自の魅力的な特典をランディングページに商品やサービスと一緒に掲載するようにしましょう!
保証を付ける
見込み客があなたの提案にとても興味を持ったとします。しかし、最後の最後に
「効果がなかったらどうしよう…」
「サイズが合わなかったらどうしよう…」
「高いし損したくないな…不安だな…」
などの不安な考えが浮かんだらどうなると思いますか?
その不安を取り除くために利用できる施策があります。
それは、「保証」です。保証には返金保証や返品保証、長期サポート保証などがあります。
保証を付けることで見込み客は安心して商品やサービスを購入できるようになるでしょう。
しかし、、、あなた自身、保証を付けることにとても不安があるかと思います。もし返品されたらどうしよう…もし返金依頼が殺到したらどうしよう…などなど。たしかに不安ですよね。
ですが、安心してください。実際のところ返品や返金される確率は、取り扱う商品にもロりますがネット通販業界では1~4%くらいとなっています。
アメリカの有名なマーケッターであるジェイエイブラハムが言うには、返品・返金制度(リスクリバーサル戦略とも呼ばれる)を設けることで、売り上げが2倍にも3倍にもなるとのことです。
また購入後に不具合があれば、真摯に対応することが大切なのは言うまでもありません。
ぜひ、見込み客が安心して購入できる保証を付けることをおすすめします!
ランディングページ(LP)に取り入れたいポイント
ランディングページを作る際にこれだけは取り入れたいといったポイントがあります。具体的なものなのですぐにでも使える内容です。
数字を使う
数字を使う、これは具体的な数値を見せるということです。例えば、
「○○で小顔を手に入れる!」といったキャッチであれば、「3日間で小顔を手に入れる!」のように数字を使うことです。
メッセージに数字が入っている方が、そうでないものより目を引きやすく、見やすくもなります。
価格表示はサービスの説明後
商品やサービスの価格は、悩みや問題の解決策を提示した後に見せることです。
さらにポイントとしては、価格が安く感じられるように提案内容の価値を大きく見せることです。
注意点としてですが、安すぎる価格は逆に売れないということを覚えておいてください。この価格は安すぎて不安…となる料金設定は避けましょう。
価格を1日単位に例える
この方法は、価格に抵抗がある見込み客に対して有効な手段です。
料金を見せる時に、「年間12,000円で映画見放題です!」と見せる他に、「1日あたり33円で映画見放題です!」と見せる方が金額に対する抵抗を抑えることができます。
期限を設ける
「〇月〇日まで無料!」とか、「〇月〇日まで50%OFF!」と期限を付けることで、訪問者の反応を上げることができます。
先延ばしの癖がある見込み客に有効な手段になります。
巻き込む仕掛け
メルマガなどであらかじめ「現在の悩みはなんですか?」とか「あなたの興味があるジャンルはなんですか?」とヒアリングしておき、そのヒアリングした結果に合わせた商品を提案する方法です。見込み客が自分で答えている内容そのものに対する提案なので、自然と受け入れやすくなります。
またランディングページ内に、「あなたに当てはまる状況をすべてチェックしてください」などで箇条書きを設置しておき、チェックされた内容に合わせて提案内容を変化させる仕掛けも有効です。
連絡先(住所やメールアドレス)を取得する
これは集客を考えている方であればやっていないはずがないこと。見込み客の連絡先の取得です。
住所やメールアドレスはメルマガやDMを送信するなど、後々集客に役立つ大切な資産になります。ぜひ取得していない方は集めるようにしてください。
注意点としては、連絡先は個人情報となるため個人情報の取り扱いについての内容を掲載するようにしてください。かつ、個人情報を取得する際は個人情報の取り扱いについて同意した上で取得するようにしましょう。
Q&A
文字数はどのくらいがいいのか?
ランディングページの文字数は、SEO対策で集客をするのであれば8000文字くらいはあったほうが良いです。
もしWeb広告などで集客を考えているなら文字数に気を使う必要はありません。訪問者に提案内容など内容が伝わればOKです。
料金プランはいくつ用意すると良いのか?
プランは2,3個あれは十分です。あえて増やさなくても大丈夫です。プラン数や価格の調整はテストしながら調整してみてください。
ランディングページをかんたんに作る方法は?
はじめてランディングページを作る方におすすめなのが、かんたんにランディングページが作れるサービスを利用する方法です。
私のおすすめは「ペライチ」というホームページ作成サービスです。
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