WEBデザイナーが知っておくべきサーバーやドメインの知識

WEBデザイナー向けのサーバー知識

この記事は、WEBサイトをデザインしてから公開するまでを担当するWEBデザイナーさん向けに書いてます。

またWordPressなどのCMS構築はやらない、もしくは外注するということを前提にしています。

目次

デザイナーに必要な知識は3つだけ。

WEBデザイナーが知っておくべきサーバーやドメインの知識は次の3つだけです。

  1. サーバーの必要性について
  2. ファイルのアップロード方法について
  3. ドメインを支えるDNSのしくみについて

 

作業の流れを考えれば、必要な知識は見えてくる

WEBサイトを作成する際の作業の流れをもとに説明しますね。

WEBサイトの制作は次のような流れで進めていきます。

  1. デザインをする
  2. コーディングをする
  3. WEBサーバーにアップロードする
  4. WEBサイトを公開する

たぶん、1のデザイン作業については問題無いと思います。

次に2のコーディングについてですが、単純にデザインされたものをhtmlコーディングするだけであればサーバーやドメインの知識はほとんど必要ありません。

しかし、CMSと呼ばれるシステムを使ってWEBサイトを公開する場合は、「サーバーサイドプログラミング」と呼ばれる範囲の知識が必要になります。

よく聞くCMSとしては、「WordPress」とかが有名ですね。

ここではWordPress構築は担当しないことを前提としているので、今回はWordPressの説明は省きますね。

そして次は3のWEBサーバーにアップロードです。

WEBサーバーとは?

サーバーとは?

ここで言うサーバーとは一言で言うと、「WEBサイトのデータ置き場」のことです。

つまり、htmlファイルやcssファイルなどを置いておく場所になります。

ファイルを置く場所はパソコンじゃだめなの?

WEBサイトというのは、多くの場合、色んな人に見てもらうことが前提になるかと思います。

そのため、ご自身のパソコン上や社内のファイルサーバー内に置いておくと、インターネット上の人たちはあなたのパソコンやファイルサーバーにアクセスできないためWEBサイトを見てもらえないのです。

アクセスできない理由は「セキュリティがしっかりしているのため」とだけ覚えておくと良いでしょう。

そしてサーバーにファイルを置くには特別な接続方法が必要になります。

接続方法にはいろんな種類があるけど、そのうちの1つがFTPなんです。

FTPとは?(サーバーとのファイルのやり取りで必要なもの)

FTPとは、File Transfer Protocolの略で、サーバーとパソコンの間でファイルの受け渡しを行うルールのようなものです。

WEB制作の現場ではよく耳にしますよね?

このFTPもサーバーの知識の1つになります。

このFTPでサーバーにファイルをアップロードしたり、アップロードしたファイルを削除したりするんですが、そのときに必要になるのが次の4つの情報です。

  1. FTPサーバーのIPアドレス
  2. FTPサーバーのユーザーアカウント
  3. FTPサーバーのパスワード
  4. FTPサーバーのディレクトリ
    ※ディレクトリとはファイルを保存するフォルダのこと

この1~4の情報があればコーディングして出来上がった各種ファイルをサーバー上にアップロード(設置)することができるようになります。

あとはWEBサイトを公開するだけですね。

一般的なレンタルサーバーであれば、サーバー契約時に「サイトURL」というものが発行されると思います。

こんな感じのものです。→http://site.url

WEBサーバーにファイルをアップロード後、そのサイトURLにchromeなどのブラウザソフトでアクセスするとWEBサイトが閲覧できます。

ですが、サーバー契約時に発行されるサイトURLの文字列は、自分で決められないことがほとんどだと思います。

http://〇〇.comの〇〇部分を自分で決めたいですよね?

というより、お客様から指定されたりしますよね?

そこで必要になるのがドメインです。

ドメインとは?

ドメインとは住所のようなもの。

よくabc.shopとかdesign.comとかオリジナルのドメイン名を見たことがあると思います。

あなたのWEBサイトもこのようなオリジナルの文字列にすることが可能なんです。

ドメインを例えるなら宅急便が身近でしょうか? ドメイン名とは「住所」のようなものです。

宅急便で荷物をおくるときに送付状に相手の住所を書きますよね?

WEBサイトを閲覧するときも一緒で、WEBサイトの住所(ドメイン)が必要になります。

ドメインにはサーバーの位置情報である「IPアドレス」と呼ばれるものを紐付けることができ、インターネット上からドメイン名にアクセスすることでサーバーまでたどり着くことができます。

IPアドレスっていうのはこんなもの→76.24.1.127

IPアドレスを宅急便に例えると、ドメイン名が住所であればIPアドレスは「緯度経度」ですね。

住所だけ見ても具体的な位置まではわからないと思います。

ですが、緯度経度まで情報があればピンポイントで荷物を届けることができます。よね?

これ以上IPアドレスの詳しい説明はしませんが、ここではドメインとは任意の文字列で利用することができ、そしてIPアドレスと紐付けることで「http://ドメイン名.com」などでサーバーにアクセスできるようになる、ということを覚えておいてください。

以上、これら3つのことさえ理解してれば、サーバーやドメインにあまり詳しくなくても大丈夫!

あなたがデザインしたWEBサイトをコーディングして公開するまでスムーズにできるようになると思います。

実はまだまだ学べることは多い

ここまで色々説明してきましたが、知識が豊富な詳しいエンジニアだったり、ベテランデザイナーの人からすると「もっと知っておかなきゃいけない知識は山ほどあるでしょ」って思われた方が多いのではないでしょうか?

SSLの話は?サーバーサイドの話は?もっと知らなきゃいけないことってたくさんあるよね?

たしかに他にもWEBに関するスキルや情報はたくさんあります。

ですが、「WEBの知識はあればあるほど良いわけではない」んです。。。

ベテランな人ほど、この意味は理解できると思います。

なので、他の知識についてはこれからお仕事をしていく中で徐々に身につけていって頂ければと思います。
というよりも、仕事をしていると嫌でも身についていきます。。。

私や一緒に仕事をしてきたデザイナーさんたちは実際に行動して成長してきました。

まずは行動してみること!それが大事です。

まとめ

最後にまとめると、WEBデザイナーさんに必要な知識は次の3つです。

  1. WEBサーバーの必要性について
  2. ファイルのアップロード方法「FTP」について
  3. ドメインを支えるDNSのしくみについて

それではどんどん経験を積んでお客様に選ばれるデザイナーさんになってくださいね!

それではまた!

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