僕は地元山形県米沢市の地方(田舎)で2019年8月からフリーランスとして活動してます。
この記事を書いているのが2020年3月2日なので、フリーランスになってから約7ヶ月が経ちました。
そんな僕が実際に感じた「地方でフリーランスになるメリットとデメリット」を紹介したいと思います。
ちなみにですが、当記事の内容は「地方でフリーランスとして仕事する上での話」になります。
なので、「地方で生活する上での話」や「サラリーマンと比較した話」ではありません。
地方フリーランスのデメリットは4つ
まずは地方でフリーランスになるデメリットを挙げます。
1.地元での仕事量が少ない
2.仕事の単価が低め
3.仕事で取り扱う技術レベルが若干古い
4.車が必須
地元での仕事量が少ない
案件には常駐型とリモート型の2種類あると思います。
まずは常駐型案件について。
常駐型案件の場合は主にシステムエンジニアとしての仕事を受けることが多いです。
そこで以前常駐型の案件を探すために、地方対応のフリーランス向けエージェントサービスにいくつか登録したことがあります。
そしてエージェントにお仕事の問い合わせをしました。
その結果、地元(山形県米沢市付近から移動時間が1時間圏内)での仕事数は0(ゼロ)。
基本的に地方では常駐案件は少ないのかもしれません。
というか、まだ地方にはフリーランスを活用しようとしている企業が少ないのかもしれませんね。
そのため僕の場合は、知り合いの企業様から常駐案件を頂いてます。
次にリモート型案件について。
僕の場合ですが、リモート型案件としては主にWEB制作(コーディング)案件や動画編集案件を受注することが多いです。
リモート型の案件の場合は、こちらも常駐型案件と同じで地元では案件数が少ない感じがします。(営業活動をしていないのでなんとも言えないのですが。。。)
そのため、クラウドソーシングサービス上で知り合った東京などの都市部の企業様から案件をいただくことがほとんどです。
よく使うクラウドソーシングはこちらの2つです。
仕事の単価が低め
結論、地方の案件は単価が低いです。
案件の単価についてですが常駐型案件を前提としてお話します。
以前東京で働いていたときときは1人月辺り80万~150万ほどで契約ができていました。
しかし地方では、高くても40万~80万と東京の半分程度。
これは知り合いの企業にも確認しましたが企業間取引でも同様です。
というか個人でも法人でも単価は変わりないのが普通かな?
地方では案件数が低い上に単価も安い。。。これが現実です。。。
仕事で取り扱う技術レベルが若干古い
以前とある企業の社内SEとして働いていた経験からも言えるのですが、正直地方の案件では技術レベルが低いです。
その理由は企業規模にあります。
規模が小さいエンドユーザーがほとんどなので、構築するシステム自体が小規模となります。
そのため比較的大規模なシステム構成と比較すると、次のような感じで取り扱う技術レベルも低くなります。
※まれに大きめの規模の案件あり
・サーバー構成
(大規模-都市部)
物理環境が複数台構成、その上に仮想環境構築
(小規模-地方)
1台構成(仮想環境に複数台構築される)
・ネットワーク構成
(大規模-都市部)
ルーター、L3スイッチ、ロードバランサ、帯域制御装置など複雑な構成
(小規模-地方)
ルーター、スイッチのみで構成
車が必須
車はあると便利なんですが、意外とお金がかかるんです。
都市部だと交通費は電車代くらいですが、車だとガソリン代や高速料金、そして駐車代など諸々かかります。
たぶん地方のサラリーマンは月々の交通費手当は赤字だと思います。
電車代(定期券)の方が自己負担が無いですね。僕はそうでした。
それ以外にも車を所有していると車検代や保険代などで支出が発生します。
ある意味地方では必須の負債ですね。
地方フリーランスのメリットは3つ
次に地方でフリーランスになるメリットを挙げます。
- 仕事環境が良い
- 同業者が少ない(今のところ)
- 生活費が低い(特に家賃)
仕事環境が良い
これは僕自身の話で申し訳ないのですが、仕事環境がとても良いんです。
かんたんに言うと「空気が良い」、「景色が良い」、「騒音が無い」、「災害が少ない」です。
僕の地元山形県米沢市ではどれも当たり前のことですが、東京に4年間住んだ経験がある上でこそ環境が良いと実感しています。
たぶんどこの地方でもこの環境の良さは同じなのではないでしょうか?
個人的に感じることですが、環境のおかげで仕事に集中できるし、仕事が終わってもそんなに疲れを感じないことが多いです。
もしかすると地方でサラリーマンしている方にも当てはまるかもしれませんね。
ちなみに「災害」に関しては、僕の地元「山形県米沢市」特有なものかもしれません。
大きな災害がほとんどないです。
余談ですが、最近山形県の酒田市が「田舎暮らしの本」2月号(宝島社刊)の第8回「住みたい田舎ベストランキング」、「シニア世代が住みたい田舎」部門で全国1位になったそうです。
http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2020:01:09:9567
窓を開ければコンクリートの建物だらけ、車の走る音や排気ガスの匂いで部屋の中まで空気が濁る感じの東京と比べると最高の環境です。
とは言っても東京も便利で良いところなんですが(^^;)
若いうちだけで十分ですね。
同業者が少ない
これも僕自身の業種になってしまうのですが、IT系の高度な技術を持った人や企業が地方には少ないです。
理由はデメリットでお伝えした小規模の企業(案件)がほとんどという話に関係します。
つまり、技術力アップにつながる案件が少ないので技術者が育たないのが原因なんです。
そのため都市部などである程度高度な技術力を身に付けていれば、地方案件では十分対応できると思います。
ちなみにWEB制作に関しては、同業者は多く存在します(^^;)
生活費が低い
あっと的に違うのが、家賃と駐車場代ですね。
※ちなみに物価は東京都変わりません。
家賃は2LDKで相場6万くらい。
東京だと10万以上が普通ですよね?
古い貸家だと3~6万で借りれます。。。
駐車場台なんて数千円とほとんどかからないようなものです。
生活費を下げたい方は地方でフリーランスするのもありですね。
以上、僕が感じた地方でフリーランスになるメリットとデメリットになります。
これから地方でフリーランスになりたいと考えている方の参考になれば幸いです。
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